機械学習(人口知能)がテーマの株とは?

昨今、機能学習(人工知能)関連が東京株式市場で一段とテーマ性を強めているのはご存知でしょうか?

新年相場では中小型株優位の展開にありますが、その底流にはAI分野に絡んだ材料が渦を巻いている状況です。

株 機械学習

ここ最近のAI関連銘柄の人気化の背景には米半導体大手のエヌビディア(NVIDIA)の存在が大きく、同社はコンピューターの演算処理の高速化に貢献するGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を開発し、AI関連のキーカンパニーとして注目されています。

AIを新たなステージに一気に飛躍させたのが、人間の脳を模したニューラルネットワークを駆使するディープラーニング(深層学習)であり、これが人間によるインプットを必要とせずにAI自らが学習し進化を遂げ、飛躍的な生産性向上を実現させる技術革新となりました。

その際、画像処理に特化した半導体部品で多くの計算式を同時に並列処理できるGPUがディープラーニングの進化を加速させる役割を担い、世界でエヌビディアが注目されています。

日本サード、ゼンリン、AKIBA、エヌビディアの神通力健在

このエヌビディアは昨年11月に<2488>日本サードとディープラーニング用スーパーコンピューターの保守契約で締結、これを材料に日本サードは連日のストップ高に買われた経緯があります。

<9474>日本サードはその後もAI関連の超新星として投機資金の流入が続き、昨年12月下旬に一段と上げ足を強め大勢2段上げの様相となり、1月6日には1700円近辺まで買われました。

また、電子地図を展開する<9474>ゼンリンも、大発会翌日の5日に突如として大陽線を示現、値幅制限上限の500円高で2600円台まで値を飛ばしました。

エヌビディアが同社と協業して自動運転車向け高精度3次元マップを開発すると発表したことが材料です。

エヌビディアは自動運転分野で必須となるAIで商機をとらえるべく積極的な提携戦略を打ち出しています。

ゼンリンのほかに独ボッシュを含めドイツ企業3社とも提携、AI搭載の自動車向けコンピューター分野を開拓していく構えです。

<2488>日本サード

<2488>日本サードの会社情報

会社名
日本サード・パーティ
英字表記
JAPAN THIRD PARTY CO., LTD.
URL
http://www.jtp.co.jp/
概要
海外IT企業の保守点検受託からIT研修事業などにシフト。ソフト開発も。
業種
サービス業
テーマ
[教育][人材育成][メンテナンス][ソフト・システム開発][クラウドコンピューティング][ビッグデータ][ロボット][人工知能][ソーシャルメディア][放射能対策][IT関連]
比較される銘柄
<3744>サイオス、<3844>コムチュア、<2158>FRONTEO

会社プロフィール

海外ICT企業の日本でのサポートやヘルプデスク、一部製造受託などでスタート。

創業者の故・森和昭氏は日本IBM出身。

米国サンやHPが2大顧客でしたが、ハード関係縮小、ソフトウエア・サポートを拡大。

ERP等の研修、IT保守、コンサルなど教育・研修事業へシフト。

近年はビッグデータ、クラウド、データサイエンティスト等が柱。

IT資格試験「GAIT」開発、SNSデータ解析の「Wayin」、ロボット「NAO」にも注力。

過去のニュース

ここでは過去話題となった代表的なニュースをお伝えします。

2016年12月30日<2488>日本サード、連日で年初来高値更新、米NVIDIA社の時価総額増を期待材料視する向き。

同社の株価は、一時1330円まで上昇し連日で年初来高値更新。

米NVIDIA社の時価総額がこの1年で3.6倍に増えたと一部メディアが報じており、これを期待材料とする向きとなりました。

同社はNVIDIA社と総括サポート契約を締結し、ディープラーニング(深層学習)システム「DGX-1」の保守サポートを行っています。

なお、前日には理化学研究所の革新知能統合研究センターが「DGX-1」を24台導入する予定と一部専門紙が報じています。

2016年11月21日<2488>日本サードがストップ高、NVIDIA社ディープ・ラーニング用スパコンの保守サポート。

同社は11月1日にNVIDIA社との総括サポート契約を締結し、ディープ・ラーニング・スーパーコンピュータシステム「NVIDIA DGX-1」の保守サポートを開始したと発表。

NVIDIA DGX-1は世界初のディープ・ラーニング活用のための専用スーパーコンピュータとして16年4月に発表されています。

ハードウェア・ソフトウェア統合型で、x86サーバーと比較し、処理の回数は56倍、学習速度はCPUの75倍の速度を誇るという。

2016年11月11日<2488>日本サード、上期経常は24%減益で着地。

同社は11月11日大引け後に決算を発表。

17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24.0%減の9200万円に減りましたが、通期計画の1億8000万円に対する進捗率は51.1%に達し、5年平均の46.4%も上回りました。

会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比22.1%減の8800万円に減る計算。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比11.4%減の6200万円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.2%→5.3%に悪化しました。

<6840>AKIBAもエヌビディア関連株として商いを急増させ強烈な上昇波を形成。

同社は自社開発のフラッシュメモリーを販売するほかメモリー製品を幅広く展開しており、GPUを手掛けるエヌビディアと経営戦略上の交点を持っています。

<6840>AKIBAは昨年12月27日に科学技術計算分野向けコンピューターの製造・販売を手掛けるHPCテックの株式を取得し子会社化したことを発表。

このHPCテックが、17日にエヌビディアが開催するイベントで製品展示を行うことから、これを材料視するかたちで買いに弾みがついたとみられています。

<6840>AKIBAの会社情報

会社名
AKIBA
英字表記
AKIBA HOLDINGS CO., LTD.
URL
http://www.akiba-holdings.co.jp/
概要
増設メモリから用途別モジュールにシフト。フラッシュメモリなども。
業種
電気機器
テーマ
[ITS][ドライブレコーダー][パソコン][NAND型フラッシュメモリ][MVNO]
比較される銘柄
<6911>新日本無線、<6798>SMK、<6914>オプテクスG

会社プロフィール

同社はパソコン用の増設メモリ主体から、産業機器向けメモリやSD・USBなどフラッシュメモリ応用製品へシフト。

一時期リテール分野へ進出しましたが業績悪化、2005年からIT商社シンデン・ハイテックの支援を受けるが好転せず、09年にはカーナビ開発のパナR&Dが筆頭株主となり10年に減資7億円超実施し累損5億円解消。

12年には高島勇二・MCJ会長兼社長が筆頭株主に。

M&Aでエンタテインメント事業、通信コンサル事業に進出。

過去のニュース

ここでは過去話題となった代表的なニュースをお伝えします。

2017年01月12日<6840>AKIBAが急騰、エヌビディア関連として頭角現す。

同社は自社開発のフラッシュメモリーを販売するほかメモリー製品を幅広く展開しており、半導体メーカーでコンピューターの演算処理の高速化に貢献するGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を開発し人工知能(AI)関連のキーカンパニーとして注目される米エヌビディア関連としてにわかに頭角を現してます。

「マウスコンピューター(東京都千代田区)を販売先におき、IoT関連の需要も高水準。業績は18年3月期に急回復に向かうとみられている」ことで、投機資金の流入に弾みがつき株価が上昇しております。

2016年08月05日<6840>AKIBA、4-6月期(1Q)経常は赤字転落で着地。

同社は8月5日大引け後に決算を発表しました。

17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1400万円の赤字(前年同期は3900万円の黒字)に転落。

直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の3.5%→-0.8%に大幅悪化しました。

自動運転分野との融合でAI市場は膨張へ

AIは今後あらゆる産業にさまざまな形で関与し、時に融合してイノベーションの源泉となり得る。既に金融業界や小売業界で活用されているほか、バイオや医療分野でも活躍。

そして何といっても、前述のように自動運転分野では搭載が必須であり、市場規模も一気に拡大していく可能性が高くなっています。

「昨年は、AIの市場規模は4兆円に満たないレベルでしたが、東京五輪開催年の2020年には24兆円前後に膨らみ、さらに自動運転車の普及加速を背景に30年には80~90兆円にまで拡大。

<7203>トヨタ自動車をはじめ大手自動車メーカーなどが相次いで研究機関を設置し、AI分野の開発に躍起になるのも当然の流れといってよい」と指摘されています。

そのなか、米フォードやテスラモーターズなど米国内大手との提携はもとより、エヌビディアが17年の年明け早々に独ボッシュやメルセデス・ベンツと矢継ぎ早に提携して基盤を固めているのもうなずけ、今後もエヌビディアの一挙手一投足に、自動運転分野以外の市場も含めマーケットの熱い視線が注がれることは必至と言えるでしょう。

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